ゼノ

長文書けないので雑

ネタバレも容赦なく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

「正しいから正しいというトートロジーを受け入れるには魔力(マスキング?なり好きな言葉を入れよう)が足りない」

 

 

死者の国排除が改変として一番デカい。視聴者に仕掛けている「かもしれない」感覚を味あわせるトリップムービーを目指すのは他との乖離が激しくなりそうでやめたのだろうけれど、結果として主人公の背景とかも弱くなるわけで超・薄味 あのふたりだけに影響されてというふうに見られそうな描かれ方がどうにもこうにも 

 

・エピローグの論争は 今流行りの「代替的な真実」案件とか永遠の空白とかそういう   なわけがあるかい 

そこまでの積み重ねを持ってあれで締めくくったならそれでも良かったのかもしれんが   エンディングテーマのあと一枚絵くらい出ればまた

 

・医療ミスアレックス無残 あのモーコンめいた断面画像何なんでしょう イレイザーのレールガンスコープは超技術すぎる(あるなら壁抜きしまくってる)ので体内ナノマシンで異物検知?(と

グルジアの殺害シーン さりげなく原作の背景同調ここでは真面目にやってんだよなあ… という惜しさが出る

・無理だとは思った戦争映画 でめその代わりが「ヌルヌル動いたと思わせて突然止め絵になるスポーツ」の謎  三作通してCG実験的要素がどうにも違和感ある方向に(ハーモニーのぐるぐる首席が一例) 

・この種の作品で避けて通れない「説教シーン動かない問題」 一部あったとはいえイメージ映像なりカメラなりあるもんだが カウンセラーのシーンの方が工夫してなかったか

・冴えない手配写真からの魔少年ドヤ顔が若作りしすぎなジョン某 描写されてないからって二人のシーンを「強化」してもハーモニーの改変もチラつくわけで

・途中でお遊び探しは諦めたが、だったら何故スペイン宗教裁判残したし 

・UI過多症候群 

プラハ観光、ヴィクトリア湖ダイブ(MGS1冒頭的プラス オリジナルのイルカとの絡み)、カフカや着信でのクラヴィス変顔、自壊メカ、湖畔の原初の荒野 と 気に入るポイントはあるのだが フックとなる虐殺ビジュアルを期待してた身としては拘るとこミスマッチが  

筋肉メカ(ジャンボと荷運び)のキャラの弱さよ    

・洋ゲレールシューター というよりはガンシュー的なpovアクション、脳天直撃アレックス、端末裏メニュー以外にも ゲーム文脈で見る映像があるのかもしれないなどと と言いながら他の答え合わせ案件がそう多くないので二度見るかといえば

・バラードは仕方ない でもそういう事態を形容するならカフカ

・スカルフェイスの無駄遣い ただ、作戦見守る首脳陣のあたりは原作後に発生したネプチューンスピア作戦あたりが背景か

 

 

まとめ

・原作にあったものがないから怒ってんじゃない 原作が信じてるようなチカラがないからダラダラ説教パートに堕するんじゃないか

・もっと映像の力を信じてもよかったのでは

 映画ならもっと映像の力を信じよう 彼が言葉の力を信じたように

 

・とりあえず、これで「2016年イゴを予見」的に持ち上げられて不本意なヒットをする可能性は消えてくれた  と 思うが真の結果は来週

・さりとてyukikazeのごとくこれを入り口とする人々にかける文法を見つけられる糸口がない

・10ゼノを満点として虐殺度合い判定するのはもうしません

・ポスト「ポスト・プロジェクト」を迎えて

顧客が本当に必要だったもの:看取りとしての従卒 であったなんてのは認めたくないが 一つの結論にはなろう

 

 

 

そして引き伸ばされた祭りは終わり

荒野を彷徨う「以後の以後」がやって来る

だが絶望などしていられない

ぼくらは行進する

計画されなくたってぼくらは歩く 

このすべての死者が過ぎ去った荒野を